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 2008年卒 大泉俊輔さん
2008年卒 大泉俊輔さん
   2008年3月 大学院工学系研究科
   精密機械工学専攻 修士課程修了

   株式会社日立製作所

 私は新野研究室でプラスチック粉末のSLS造形における造形精度向上に関する研究を行っていました。SLS造形は基本的に、樹脂を加熱して溶かし下層とくっつけるという単純なメカニズムですが、精度を議論する際には材料の物性やレーザによって加熱された熱がどのように伝わるかなど、広範囲な知識が必要になります。新野研では他の研究室や学外の企業との共同研究なども盛んに行われているため学ぶことが多く様々な経験をすることが出来るので、好奇心の強い方であればどんどん自分の視野を広げることが出来ると思います。
 また、新野研の特徴はなんといってもイベントが多いことだと思います。年1回の南伊豆への研究室旅行ではおいしい料理を堪能することが出来ますし、研究を早めに切り上げてみんなで運動をしたりすることもあり、研究以外の面でも充実した生活を過ごせると思います。先生と学生の仲がいいことも特徴です。大学院の選択で迷っている皆さん、是非新野研への進学を考えてみてください。



 2007年卒 中村暁史さん
2007年卒 中村暁史さん
   2007年3月 大学院工学系研究科
   精密機械工学専攻 修士課程修了

   松下電工産業株式会社

 私は,修士課程でMIDに関する研究を行っていました. MIDは機械,電気,光学,化学といった要素が複合された技術で,様々な装置を必要とする技術ですので,研究を進めるにあたっては企業の協力が必要でした.そのため,修士の二年間は幾度となく関西や東北などの企業に伺い,研究の協力をお願いして回りました.そのときの技術者との出会いや,その方々から教わった知識は私にとって大きな財産となっています.これは新野研でなければ,まずできない経験だったと思います.
さて,生産技術研究所は約100の研究室があり,多岐にわたる分野の,最先端の研究が行われています.研究所の廊下には研究のポスターが貼られていますので,何気なく廊下を歩いているだけでも,最先端のものが目に入ってきたりします.研究に打ち込むには最高の環境だと思います.
とはいえ,生活にはバランスも必要ですよね.生研は立地的にも優れています.下北沢に歩いて行けます.とことん研究を頑張ったら,とことん遊びましょう.大学院はどうしようかと考えている学生さん,候補の一つにしてみてはいかがでしょうか.

ところで,MIDってなんだよ??と思った方はこちらへどうぞ



 2006年卒 成毛宏道さん
2006年卒 成毛宏道さん
   2006年3月 大学院工学系研究科
   精密機械工学専攻 修士課程修了

   松下電器産業株式会社

 私は2006年入社以来,車載マルチメディア組込みソフトウェア開発に携わっています.学士/修士での専門とは異なる分野ですが,新野研究室での経験を活かし着実に力を付けています.
 新野研究室では,SLS造型法の生体組織工学への応用に関する研究を行っていました.この研究は,同研究所内の医学系研究室との共同研究であるため,自分の専門に加え,再生医療関連の知識を要します.まだまだ未成熟な研究テーマであるため,改善の余地が数多く,自分の研究成果が反映されやすい研究です.
 新野研究室では,月に2回程度研究会が行われます.他メンバの研究を詳しく聞くことで,自分の知見が大きく拡がり,他メンバに自分の研究内容・研究課題を分かりやすく伝える力も鍛えられます.少人数の研究会であり,回数も重ねたので,入室前と比べ格段に自分の研究力が上がったと感じています.
 私は,物理工学系(横国大)からの入室でしたので,専攻の必修科目や,研究に関する基礎知識はゼロからのスタートでした.しかし,基礎知識などはすぐに身につけることが出来ます.自ら求めれば,課題設定・知識の得方・研究発表の機会等,数多く先生から頂けます.また,研究室からの息苦しい拘束もありません.研究にプライベートにと存分に楽しめる環境なので,自分の専門と異なる方でも,臆せず飛び込んでみてください.



 2006年卒 船見慎太郎さん
2006年卒 船見慎太郎さん
   2006年3月 大学院工学系研究科
   精密機械工学専攻 修士課程修了

   シャープ株式会社

 私は2006年の入社以来、家電製品の設計・開発を行っています。入社直後からテーマを持ち、主に独力で性能検討等を進めることを求められるため、学生時代に新野研究室で身に付けた研究の進め方は非常に役立っています。
 修士課程で、私は超音波モータというメカトロ要素について研究しておりましたが、研究室のメンバーはSLS造形やそれを応用した再生医療についての研究等も行っており、大いに知見を拡げさせていただきました。そもそも生産技術研究所は、どの研究室を覗いてもモノづくりの最先端を知ることができるという恵まれた環境です。意欲のある学生であれば、モノづくりに必要なことのほとんどを吸収できる理想的な環境だと思います。
 月並みではありますが、じっくり腰を据えて学問に励めるのは学生の特権。最高の環境でとことんまで勉強に励んでいただきたいと思います。もちろん、とことん遊べるのも特権のひとつ。しっかり遊びにも励んでください。




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東京大学生産技術研究所 新野研究室
東京大学大学院 工学系研究科 精密工学専攻

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